帰忘郷とは
大熊町の大川原地区で栽培された酒米(五百万石)を活用し、会津若松市の「髙橋庄作酒造店」にて醸した日本酒です。
2021年3月11日の「東日本大震災から10年」という節目に新たなスタートを切るため企画された「おおくま日本酒プロジェクト」は、震災の悲しみを埋める取り組みではなく、大熊町の次の10年における希望を生み出すプロジェクトとして大熊町役場の若手職員が中心となって誕生しました。これまで大熊町を支え、関わってくださった皆さまから受けたご恩を後世に引き継ぎ、今後も発信していくために、また、帰町後も会津若松市と大熊町のつながりを絶やさぬよう、感謝の気持ちをかたちにしたいと考え誕生したのが「帰忘郷」です。
現在は一般社団法人おおくままちづくり公社がプロジェクトを引継ぎ、地元の方の協力を得ながら酒米の栽培し商品の販売などを行っております。
帰忘郷の由来
300件を超える一般公募から選考委員会による厳正なる検討を経て決定した「帰忘郷」という名称には、東日本大震災後、町民がばらばらになってしまったが、常に心には大熊町があり、故郷を忘れずにいる、との想いが込められており、大熊町出身でいわき市在住の佐々木さまによって名付けられました。
アルコールが飲めない方のために、大熊町で栽培された酒米(五百万石)を使用し、郡山市の「宝来屋本店」にて製造したあまざけです。
※町産米の使用量は毎年変わります。